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目次
「これから」に向かって
こんにちは。そして、こんばんは。
猛威を振るったパンデミックも下火になりました。幸いなことに私(1)は平穏な日々を送っています。しかし、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスティナでの戦火は収まらず、政治も経済も先行きが見通せません。多くの人々が大なり小なり不安を抱えているのではないでしょうか。人生の第三コーナーを回った私は庭の草むしりと家事手伝いの日々。晴耕雨読を楽しむつもりでした。しかし、そうもしておれません。友人(2)と二人でホームページを立ち上げました。(まだ骨格だけです)これから充実させていきたいと考えています。
目標は定めています。「私たちの未来像を描くことができたらいいなあ」です。不安の根底にあるのは、これまで信じてきたものが溶け、これからを託すものが見えないことだと思います。私たちはどこに向かって進めばいいのでしょうか。その第一歩は仲間づくりだと思います。上位下達ではなく集まった仲間たち。多様な価値観を持った人々が手をつなぎ、広がって値打ちのあるものを生み出していく。
金子みすゞも歌っているじゃないですか
みんな違って、みんないい
私はそれを「たまり場」と呼びます。この国の未来像が政治家から提示されるとは思えません。大企業から与えられるとも思えません。「たまり場」の仲間たちが知恵を出し合い、一つ一つ問題を解決しながら進んでいく。その道筋の先に未来がある、これしかないと思います
たまり場に上下関係はありません。様々な局面で「教える人」と「教えられる人」はあっても主従の関係ではなく広がるのです。たとえば企業経営であれば大儲けする必要はありません。生み出すモノが人々の役に立ち、そこに集う人々の生活が成り立てばよいのです。
この国の将来を計る上で最も基本的で最も確実な指標があります。人口減少です。大量投資、大量生産がこれからの時代にそぐわないことは歴然としています。写真はメキシコにあるという世界最大の樹木。大自然から見れば人間は小さい、とても小さい。しかし、人々が手をつなげば豊かな社会を作ることができます。
このホームページが一つのきっかけになって「たまり場」が拡がることを願っています。「たまり場」にはたった一つの条件があります。他人の悲しみが分かることです。豊かな情緒です。情緒?それって何だろう。私自身、正しく伝えることができるか否か、自信はありません。情緒は言葉で説明するものではなく、感じるものだからです。それでも何かを感じて頂けるよう「管理人コラム」のページなどで探っていきます。
おすすめの web サイト
・(福岡子どもホスピスプロジェクト)
(1) 井口幸久(いのくち・ゆきひさ)
1956年、福岡市生まれ。東京商船大学卒。
1980年、西日本新聞社入社
2016年、退社。福岡文化連盟事務局長。
2021年から個人事業主。
(2) サトシ(春日市在住)
1982年、岡山県倉敷市生まれ。
九州工業大学卒。
小学生を中心にプログラミング教室を主宰。
情緒秘書
ストレスは生存機能
大昔、私たちの祖先が狩猟採集生活をしていたころ、人間の敵は猛獣でした。野山で捕食者に出会ったとき、脳の中の扁桃体(恐怖を司る)という器官が活動して体に危険を知らせました。これが本来のストレスです。ストレスは身を守るための機能でした。ところが、現代社会では猛獣などの危険がないのに扁桃体が肥大化しているといわれます。対人関係その他のストレスにさらされ続けているからです。情緒秘書(情緒を補佐するもの)は、私たちの生活から不要なストレスを減らすツールです。身の回りの自然や出来事と向き合い、五感を磨くことによって不要なストレスを減らします。情緒秘書を継続的に行うと心の安寧が得られます。逆に本来のストレス(身近に迫った危険)には敏感になります。
考案者は「用務員日記」を執筆予定のK君です。
花の名前は知っていても、その香りは知らない
そんな人が周りには多かった。K君は花屋さんに通い毎日一本の花を買い求め、その花が枯れて散っていくまでを観察しました。もちろん臭いも、手に触れた花びらの感触も。そのような日々を経て錆びついた五感を鍛え直しました。すると心が落ち着き、周りの人たちに優しくなれることに気づきました。これをスマホのアプリにできないだろうか。A4数枚の企画書にして私に見せました。私は「現代の俳句だ」と直感しました。国内のIT企業を訪ねましたが、反応はよくありません。「こんなもの作っても…」「売れない」と。
私は台湾に旅行した時に見たハイヒールの形の教会を思い出し、台湾でなら作ってくれるだろうと直観しました。こんなお洒落な、遊び心にあふれた建物は近年日本では見かけないからです。K君の台湾の友人・李君が加わりました。李君は「情緒秘書」という中国語のタイトルを考え、台湾のIT企業を回り、交渉して作成しました。2021年、パンデミックで渡航できなくなる直前に「情緒秘書」が完成しました。
五感を鍛えよう
情緒秘書は身の回りで起きることを「見る」「聞く」「味わう」「触る」「嗅ぐ」の五感に分けて記録していきます。見る、聞くなどは絶え間なく経験しますが、たとえば臭いを嗅ぐとことは少なくなっています。私たちが臭いの少ない「無臭社会」に生活し、嗅覚が衰えているからだと思われます。情緒秘書を使っているうちに五感が鍛えられ、活性化します。情緒秘書を続けるうち、自然観察の眼力も鍛えられ、深いところが見えるようになっていきます。小さなことに拘泥せず、安らぎを得て穏やかな心に移行していきます。使い方は簡単です。公式ホームページをご覧ください。
近年、マインドフルネスという方法が提唱され研修に用いる企業もあるそうです。過去のこと、将来のことをあれこれ思い悩まず「目の前にある現実」に集中しようとするものだと聞きます。そうすれば心の安寧が得られると。私はマインドフルネスをやったことがありませんので詳しいことは知りませんが、考え方は情緒秘書に通底するものがあると思われます。
公式サイトは「こちら」
たまり場
僕は川下りの船頭になろうと決めた。なぜ、そう決めたか。自分でも明確には説明できない。それでもその日はやってきた、突然に。
人の中心は情緒である。情緒には民族の違いによっていろいろな色調のものがある。
たとえば春の野にさまざまな色どりの草花があるようなものである。私は数学の研究をつとめている者であって、大学を出てから今日まで三十九年間、それのみにいそしんできた。今後もそうするだろう。
数学とはどういうものかというと、自らの情緒を外に表現することによって作り出す学問形式の一つであって、知性の文字板に、欧米人が数学と呼んでいる形式に表現するものである。